国際移動の成否科研

アジアにおける国際労働移動の成否を規定する要因についての調査
2009年4月1日~2012年3月31日

本研究では主に労働力移動の利益とコストを調査から明らかにする。労働移動が出国者や家族や地域にもたらす利益については送金額(政府の発表と暗数の推定)などから特定されやすいが、とくにコストについては、個人や家族への具体的な調査研究を通してのみ把握可能である。

本研究では、移動の成果はすでに出国前から大きく決定されているとの仮説から、アジアの主な労働者輸出国である、フィリピン、インドネシア、バングラディシュ、中国、ベトナムからの非熟練労働者ならびにその家族に質問表とインタビュー調査を実施する。具体的にどのような要因(エージェンシーをはじめとする出身国と就労国でのネットワーク、本人の言語習得能力、送り出し国と受け入れ国の労働移動政策)が労働移動の成否を分けるのかを分析し、国際労働移動の時代の政策提言の資料としたい。

kaken-Website

  • Research Report on Filipina Ex Migrant Domestic Workers who Worked in Singapore, Hong Kong, and Taiwan

    Kayoko Ueno, Bridget Tan, Danièle Bélanger, Arlene Lucero, Belinda Hammoud, Leona Perera

    Report

    Questionnair

  • 中国Yanji 外国人研修生・技能実習生調査

    Questionnaire

  • 中国Dalian 外国人研修生・技能実習生調査

    Questionnaire

  • Sex Worker Study(Indonesia, Batam)

    Questionnaire

    Press release